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#2holoholohoiの続き/『Ulu ka hoi』見えないものへの興味関心から考えた

前回の#1の続きで、

『【Ulu ka hoi】から考えた 興味関心』

holoholohoi.hatenablog.com

の話しです。

 

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ハワイ語を調べている(検索)時に、

『hoi (ホイ)』についての興味深い"ことわざ"を目にした。

 

【Ulu ka hoi】

 

 

直訳では【ホイの実が育つ】。ホイはヤムイモのことらしい。

『成長した実だけではなく、成長の過程にも興味を持ちましょう』ということなのだそうだ。

つまり、

【結果が全てではなく、その過程も大切だから、様々ものに興味を持ちましょう】

ということらしい。

 

まさか、お芋で結構深いことばだなぁと感心してしまった。

 

古代からポリネシア地域では主食のお芋。

毎日食べるものだから、特別というよりは、当たり前にあるものだったのかもしれない。

 

だからといって、何の苦労や努力もなく、突然沢山のお芋を収穫できるわけじゃないことは大概の人は知ってる。普段は気にかけないけれど。。

 

作付からずっと管理の手間があって、収穫までには時間もかかる。

土地や気候に合うように、少しずつ改良も重ねてより良くしていったはずだ。


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もし芋が育つまでの、目に見えない過程に誰もが無関心だったのなら...

当然のようにあるものだと何も考えずにその恩恵(結果)を搾取し続けていくだろうから、色々と問題が起こりそうだ。

 

自然には回復の時間も必要で、芋だって育つ時間が必要だ。恩恵の搾取だけでは、いつか資源は尽きる。早い者勝ちで奪い合うかもしれない。本当に必要だった人に届かなくなる。(←いつかのトイレットペーパーを想像してしまった)

生きるために略奪や暴力が行われるかもしれない。

 

芋のことを考えたら...

種芋が消えたら、その種は絶滅してしまう。

狩猟採集時代では、実際に人が増えすぎて動物がかなり減ったみたいだし、絶滅した種もいるとかいないとか。。

代々根付いた生活スタイル(基盤)が、ある時暗雲が立ち込め、そして消え行く。実ったものだけを見ていたら、解決策も見出だせず、いつか芋と共に人も衰退するかも。

そんなことも、ありえない話しではないかもしれない。

 

【Ulu ka hoi/ホイの実が育つ】このことわざは、

*当たり前や身近なもにも目を向け様々な視点を持つ重要さ、

*思いやりや感謝する気持ちを持って、人にも自然にも謙虚でいることの大切さ

を感じた。

それに、

目の前に見えないものも慈しむハワイアンらしいことわざだと感じた。

これって、ちょっとALOHAじゃないか!?


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お芋に限らず、色々置き換えて考えると、

『見えないものに興味や関心を持つ』ことの先にみえてくるものは...なんだろう。

 

 

例えば、仕事。

 

仕事においては、結果が重視されるのは言うまでもない"当たり前"のことだ。

残念だけど、過程は直接評価されにくい。

 

学生の時は、過程も大切にして評価してくれたから、数学の途中式まであっていたら、×じゃなくて△で、オマケしてくれたのになぁ。先生ありがとう。

 

結果重視の判断。

完成か未完成か。売れたか売れないか。数字が上がったか下がったか。傑作か駄作か。完璧かダメか。正しいか悪か‥

 

白か黒の世界は、仕事の判断において必要な部分だけど、全てに使えるわけじゃないことは忘れたくない。

 

自分ことや他人のことに対して、この思考はオススメしない。

物事には背景があるから、そこも想像できた方が生きやすい。

それに、白黒の考え方に傾き過ぎると、やっぱりバランスが悪くて、疲れる。


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一点集中の深い視点も大切だ。

けど、

がむしゃらがうまく行かなくなってきたら、視野を広げて多分野に興味関心を持つことは自分の助け船となる。大波がきて行き詰まっても、視野が広いと乗り越えるための術にもなる。

そして何より、心に余裕が生まれ、人生も豊かになると思う。


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そういえば、

敵から逃げたり身を隠す必要もない『余裕のあるポジションにいる動物』は遊び好きだったなぁ。

水族館の生き物が好きだから、それで例えると、例えば

イルカ・シャチ・アシカ・カワウソあたり。

 

興味関心が強いから、色々遊びを発見してよく遊んでいたのを思い出した。

 

あれ?ヒトはどうかだろうか?身を隠して生きるポジションの動物ではないと思ってたけど。。

まぁ、本来、人だって余裕があれば好きなことして遊ぶよね。

心の余裕は、時間に比例しているのか、忙しいと途端に余裕がなくなるけど。

 

興味関心の強さで言えば、成獣(おとな)よりも幼獣(こども)の方が断然、興味関心の幅が広い。

子ネコの時はよく遊んだのに、おとなになったらチラッと横目で見るだけで通りすぎたとか。

成長の過程で必要ないものが削ぎ落とされるから、おとなになると自分の役目に徹するから仕方ない。特に野生の動物であれば尚更だ。

つまり、大人になるということは『頭が固くなる』ということなわけだ。

でも人は、ネオテニー(幼形成熟)だから、他の動物から比べると大人になっても興味関心を持っていられる『頭の柔らかい動物』らしい。

 

そっかぁ 。


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【Ulu ka hoi/ホイの実が育つ】のことわざから、大分話しが飛躍してしまいましたが、

ちょっと深く考えた、そんな話しでした。

 

またね☆ミ

 


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